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野沢温泉 里山プロジェクト(都市と里山のマッチング)浪漫の虎 河野博明賞 埃沢 賢志野沢温泉 里山プロジェクト
(都市と里山のマッチング) 埃沢 賢志 1.概要 大手不動産会社が開発した都心の分譲マンションの住居者(子ども持ちファミリー)が、野沢温泉での里山体験を通して、自然環境への理解を深め、かつ、野沢温泉という自然豊な地域への新たな「故郷アイデンティティ」を持ってもらうフィールドを創造していく取組。2.背景と目的 大手不動産会社が開発した都心マンション(例:三井不動産→パークマンション、東京建物→ブリリア)の購入層は、ファミリーが多く、子どもへの教育への関心が高い比較的富裕層が多い。しかし、そのような都心マンションに住む子どもたちは、日常生活で自然と触れ合う機会が少なく、かつ、自分の住んでいる地域への意識が希薄な人が多い。 一方で、冬のスキーシーズンでは、野沢温泉スキー場を中心に国内外から多くの観光客が訪問する野沢温泉であるが、シーズン外での観光客誘致への課題が残る。 本 PJ は、スキーシーズン外の期間で、分譲マンションの入居者ファミリーを野沢温泉に招待し、都市部では体験できない自然との触れ合いを通じて、子どもたち(両親)の自然環境や里山文化の理解を深めるとともに、野沢温泉での温泉観光を楽しむことで、親子間・入居者同士・野沢温泉の住民とのコミュニティ形成のフィールドとし、最終的には野沢温泉のファンを増やしていくことを目的とする。 (一方で、不動産会社としては、野沢温泉での里山体験を付加価値として、自社のマンション(ビル)の顧客満足度とブランドイメージを高めるのが狙い。) 3.顧客・パートナー(㈱野沢温泉が主体となった場合) 顧客:大手不動産会社が管理する都心のマンションに入居者、及びテナントビルに入居する企業の社員(双方とも小学生以下の子どもを持つファミリーを対象)パートナー:上記のファミリーが住んでいるマンションを開発・管理している不動産会社、野沢温泉村(行政)、野沢温泉の宿・レストラン(観光協会)、住民 4.プログラムについて 2015 年春に北陸新幹線開通することに伴い、東京都心から野沢温泉までの所要時間は、約2時間半に短縮。そこで、都心マンションの住居者が野沢温泉で下記のプログラムを通して三面的体験(レジャー、文化、観光)ができる機会を作る。 ①里山のアドベンチャー体験(レジャー体験)
5.仕組 ①費用面
6.なぜそう思ったか(きっかけ、ヒント) 不動産業界に限らず、これまでのビジネスでは、既存の領域(同業界や自社内)での単独的な開発が多かったが、高齢化に伴う我が国の人口減少(縮小社会)及びビジネス面での変化の迅速化に伴い、これからは「新たなイノベーションは、他業態とのコラボレーションによる中間領域で生まれてくる」と考えている。本件は、不動産業界と地方都市を「教育」「観光」「コミュニティ」という側面で繋ぎ合わせ、双方にとって成長できるビジネスのきっかけとなっていくように、コンソーシアムを醸成していきたい。 |
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