浪漫の虎 【中村考昭賞】

浪漫の虎 【中村考昭賞】

「ポータルサイトを媒介としたアスリート支援」

江口亜樹男

本ビジネスの目的

本ビジネスは、有名無名のアスリートの現役~引退後の生活設計を、経済面、キャリア面から支援することによって、競技生活を希望あるものとし、かつ、アスリートやその家族に安心感を与えることを目的とする。

本ビジネスの社会的意義

?マイナーな競技、マイナーなアスリートが競技生活に集中しやすい環境の整備
マイナーな競技・アスリートの活躍を知らしめ、それを見た人が誰でもスポンサーになれるインフラを構築・活用することで、恵まれた環境にないアスリートの金銭面での不安をできるだけ緩和し、競技を継続・集中しやすい環境を整える

志ある人が安心してアスリート人生に踏み出せる社会の実現
引退までのキャリアトランジションを描く手助けがいつでも得られるサービスを提供することで、より多くの有能な人が安心してアスリート人生に踏み出し、歩める社会を構築する

アスリートのタレント価値の向上によるビジネスチャンスの拡大
マイナーなアスリートのファンが増加することにより、そのアスリートのタレント価値が増大し、新たな付加価値を生み出す素材となる

競技レベルの向上がもたらすコンテンツとしての魅力の増大
アスリートを志す人口の増加に伴って競技の裾野が広がり、競技レベルの向上が期待できる。その結果、コンテンツとしてのスポーツの魅力も底上げが期待される

サービス概要(鳥瞰図)

サービス概要(凡例)

番号 内容 説明
(1) アスリートファンクラブポータルサイト 支援会社に登録しているアスリートが、各自の活動を紹介するページを持っている。それらページが、選手名別・競技別などで整理されたポータルとなっている。
このポータルへは、直接アクセスの他、スポーツ紙HPやニュースサイト、Wikipedia、検索エンジンからのリンクを張り、アクセスしやすくすることを想定。
1. ファンサイトの更新 アスリートが、ファンに対して自身や自身の活動を紹介するページを更新する(ブログのイメージ)
2. ファンサイトの閲覧 誰でもサイトに立ち寄って、好きなアスリートのページを見ることができる。
(ポータルから各アスリートへのページに遷移するイメージ)
3. 協賛金の支払 気に入ったアスリートに任意の金額を協賛金として支払う。
個人の場合は最小単位を一口数千円台の毎年カード払いを想定。
4. 協賛金のプール 各アスリートに支払われた協賛金は、資金運用部門に集約される。当然ながら、各アスリートの持ち分は記録され、年金計算の基準となる。
(2) 資金運用部門 プールされた協賛金を運用して増やす部門。
5. 運用 主に企業への貸付で運用する。3.が一定のスケールに満たないうちは、運転資金や年金はこれを原資とすることになろう。
(3) 各種サポートサービス部門 8.のサービスを行う部門
6. サポートサービスのコスト 8.のサービスを行うための原資の一部
7. サポートサービス料金支払 アスリートが都度負担する。自らの協賛金から充当してもよい。
8. キャリアトランジションサポート 講義形式のキャリアセミナー、個人を対象としたキャリアカウンセリング、キャリアプラン作成支援。引退後に起業したいアスリートには、関連するビジネストレーニングを実施。
9. 年金支給 引退時までに積み立てられた協賛金をベースに年金を受け取れる。
10. 年金前払い 競技費用に充当したいとき等に、年金の一部を前倒しで受け取れる。

既存の類似サービスとの差別化要素

 アスリートやその家族にとっての差別化要素 企業による従来の経済的支援よりも、多くの人から容易に支援を得られる(スポンサーシップの大衆化)。
有名でないアスリートでも、知名度の向上と固定ファンの獲得が可能。アスリート支援会社と協力してファンと触れ合う機会を作れば、なお一層ファンの固定化と支援が期待できる。
一部の恵まれたアスリート以外のアスリートやその家族こそが強く感じているキャリアの不安、金銭面の不安が緩和される。
ファン(個人・企業)にとっての差別化要素
まとまった金額がなくともアスリートへの支援が可能。出資という固い形式ではなく、「応援したい」気持ちを、手頃な金額の資金援助として表すことができる。
マイナー競技や成長途上のアスリートをより深く知る喜びや、アスリート(AKB的に言えば「推しメン」)を支える喜びが得られる。
ビジネスモデル自体の差別化要素
一部の恵まれたアスリートが持つタレント価値をマネタイズするのではなく、多数のアスリートの価値の総和をマネタイズすることによる、安定的な収益構造
本ビジネスモデルを基本として、関連サービス(権利ビジネス等)の追加やクロスセルが容易に実現可能。