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浪漫の虎 【中村考昭賞】浪漫の虎 【中村考昭賞】クラウドファンディングを利用した日本代表選手支援システム
宮村 淳 キーワード 個人サポーター/応援する喜び/つながり感/マッチング
概要 JOC(日本オリンピック委員会)が事業主体となり、支援を獲得しにくいマイナースポーツの代表選手を支援する新しいシステムを構築する。
「個人サポーター」を多数募る点が特徴。 背景 ・マイナースポーツの常態的資金難
・支援が欲しい人(アスリート)と応援したい人(サポーター)の出会い欠如 ・この事業を成立させるためのインターネット上のインフラが整いつつある(クラウドファンディング、ソーシャルメディアなど) 運用案
・JOCが当事業用のクラウドファンディングサイトを立ち上げる
・JOC審査の下、エントリーアスリート(※1)を随時アップロード ・アスリートは規定のフォーマット内で存分にアピールする ・募集期間、目標額を設定して支援者を募る→一般的なクラウドファンディングの手法 ・支援者は対象アスリートを自由に選んで支援する ・誰もが参加しやすいよう、支援額は少額単位がベター。一口500円or1000円 ・目標額の80%に到達したらプロジェクト成立とし、決済→選手に資金が渡る ・JOCは自身が利用できるあらゆる媒体を通じて、このシステムをPRする ・資金獲得した選手は、フェイスブックやブログを通じて支援者に対して定期的な情報発信・コンタクトを義務とする(最低週1回)→ここが肝心!「つながり感」のキープ ※1 エントリーアスリートの条件 JOC加盟団体の登録選手であること/過去4年間に1回以上、日本代表選手として国際大会に出場経験があること、または今後行われる大会に代表決定している選手/ジュニア選手を含む(18歳未満は保護者の同意)/団体の場合はチーム登録も可能/上記の条件をクリアしてJOCが面接の上認めた選手 ビジネスモデル ・JOCが公益事業として行うが、私たち(株式会社浪漫の虎)が受託する
・プロジェクト成立の場合10~15%を運営費として引き落とし→浪漫の虎へ 社会的意義 ・個人レベルでトップアスリートを支援できるモデルの確立
・支援される側の活動基盤強化 ■この事業の成否を分けるのは、アスリートとサポーターの「つながり感」をいかにして作り上げ、キープしていくか、です。JOCで一定の成果を挙げた場合、他でも応用可能だと思います。 |
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